平屋なら地震での揺れを軽減できる

平屋なら地震での揺れを軽減できる

日本国内では、さまざまな地域でだ地震が発生しています。
国内で大災害が起きない場所はないと考えられているので、家づくりをするときもリスクの一つとして考えなければいけません。
地震に強い家を建てるのも、被害リスクを低減させる一つの方法です。
たとえば最近人気の平屋は、揺れに強い建物として知られています。
なぜ平屋なら揺れに強いのかというと、建物の高さがなく形も正方形や長方形だからです。
高さのある建物は地面からの揺れが伝わりやすく、負担がかかりにくいです。
また形状が正方形や長方形であると、耐震性能を高めることができます。
形状が複雑な建物ほど耐震性を高めるのが難しいので、低くて正方形や長方形の平屋は構造的に揺れに強いわけです。
低くて軽い平屋の特徴は台風などの強風にも強く、さまざまな災害に強いともされています。
近年増加する大型災害から家族の安全を守りたいなら、最もおすすめできる建物のタイプといえるでしょう。

平屋は垂直避難が出来ないことについての検証

平屋住宅というのは、子どもが小さい時や高齢になった時に住みやすいというメリットがあります。
しかし一方で、津波や大雨による浸水があった場合、垂直避難が出来ないというデメリットがあります。
この点二階建てであれば、対応が遅れても二階に逃げることができます。
平屋の場合はそれができないので、ハザードマップなどで津波や大雨でも安全な土地かを入念にチェックした方する必要があります。
そんなデメリットがある平屋でも建物の基礎の高さを上げるなどして水害対策することは可能です。
もっとも、それだけでは安心できないので、避難エリアを確認したり、外からの水の浸水を防ぐために家の入口などを止水板や土嚢袋で水が入り込まない様に防いだりすることも大切です。
平屋だから水害に弱い、というデメリットは二階部分がないため逃げにくいという部分だけで見ればまさにその通りです。
しかし基礎の高さを上げるなど工夫することである程度の水害の被害を防ぐことも可能です。
また、大規模な水害となると結局は二階建ても被災することに変わりはないので、日常的に家のメンテナンスをしておく、いざという時に何をもってどこに逃げるのかをしっかり確認しておくことが大事です。